インタビュー
インタビュー動画No.3(株式会社サークルテクノス 代表取締役 田崎 和人さん)
3回目のインタビュー動画は株式会社サークルテクノス 代表取締役 田崎 和人さんです。
東京中小企業家同友会では支部活動の他に、社員教育や人材採用など中長企業1社だけでは
まかないきれないことを共同で推進するため、経営労働委員会、教育委員会、共同求人委員会、
多様性委員会という4つの委員会を組織しています。
2024年4月から経営労働委員会の委員長に就任された田崎さんから、委員会の役割や一緒に
活動しているメンバーの雰囲気を伺いました。
また2024年11月に開催予定の経営労働委員会の全国イベントについても紹介をいただいてます。
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第8回人を生かす経営全国交流会 in長崎
『人間尊重の経営で変革を ~より良い社会の実現に向けて~』
【開催日】2024年11月14(木)13:00 ~ 15日(金)12:00
【会 場】ホテルニュー長崎(〒850-0057長崎市大黒町14-5)
【会 費】19,000円
※イベント詳細と参加申込(期限:10月31日)はこちらよりどうぞ
インタビュー記事No.2(有限会社エイセイ 代表取締役 武川 弘彰さん)
中小企業基本法が施行された7月20日「中小企業の日」に、東京中小企業家同友会では年に1度の大イベント「中小企業家サミット」を開催します。
2024年のサミット運営を担当したのは練馬支部も所属する北部協議会、そして実行委員長は練馬支部会員の有限会社エイセイ 武川さんでした。
7月22日(月)サミット開催を振り返り、大役を果たされた武川さんから感想を寄せていただきました。
会社名:有限会社エイセイ
会員名:代表取締役 武川 弘彰さん
事業内容:屋根工事・板金工事
楽しもう 可能性を切り開く仲間との繋がり
2024中小企業家サミットを振り返って
24 サミットを無事に終えることができ、まずはご参加いただいた練馬支部の皆様に心より感謝申し上げます。また、共に実行委員会活動にご尽力いただいた委員の皆様にもお疲れ様でした、ありがとうございましたとお伝えいたします。
実行委員長の役職を打診された際、「ゴーストライターを5人用意していただけるならお引き受けします」と冗談交じりに返事をしたところ、ちゃんと用意すると約束してくれて快くお引き受けすることができました。昨年8月から前担当の協議会から引き継ぎを受け、約1年前から準備を始めました。多くの北部協議会や他支部の皆様にお集まりいただき、「とにかく楽しみながらやりましょう」とスタートした実行委員会でした。委員会の皆さんや特に会歴の浅い委員の会員さんが、一人でも多くの仲間を作り、「実行委員をやって良かった」と最後に思ってもらえるよう、委員長として心掛けました。
最初の顔合わせの時、一人の会員さんが「実はサミットには興味がありません。ただ昨年もやったから今年も委員に任命されてここに来ています」と話してくれました。興味がない理由を尋ねると、「分科会はほとんどが労使見解の話で、社員を雇用していない私には関係のない分科会ばかりだからです」とのことでした。そのような話から生まれたのが、サミット初の個人経営者向けの第5分科会「おひとりさま、いらっしゃい」でした。おかげさまで大盛況となり、関わった個人経営者の委員の皆様も楽しみながら準備ができ、結果に満足していただけたと思います。これを通じて、社内でもいかに社員と本音で話し合うことが重要かを強く感じることができました。
また、委員長として「あれは決めた方がいいんじゃない?」などと言うと、いつの間にかすべてが決まっている状態で、こんなメンバーで会社を作ったらどんな会社ができるのだろうと、ただただ感心するばかりでした。各部門別月1回の会議では、会員の皆様が真剣な意見交換を行い、時には笑い声が聞こえることもあり、楽しみながら準備を進めていました。事務局の皆様や多くの協力者の力を借りて、24サミットは390人の参加者を迎え、大盛況のうちに幕を閉じることができました。関わっていただいた会員の皆様は、新たな可能性を切り開く仲間が増えたと感じていただけたのではないかと思います。
練馬支部の会員の皆様にも、ぜひ支部を超えて北部協議会や東京同友会の各委員に参加していただき、多くの仲間を作っていただきたいと願っております。最後に、5 人のゴーストライターは最後まで私の前には現れませんでした。
(寄稿:練馬支部 武川 弘彰氏)
2024中小企業家サミットのパンフレット
北部協議会 サミット実行委員会のみなさん
記念講演の講師 株式会社EVENTOS 代表取締役 川中 英章氏
第3分科会で社員と一緒に報告する練馬支部 株式会社テイ製作所 代表取締役 田中 和江氏
インタビュー記事No.1(ディーエスピー株式会社 代表取締役 都丸 中さん)
今回はインタビュー記事によるメンバー紹介です。
2023年4月から練馬支部の支部長に就任されたディーエスピー株式会社 都丸 中(とまる あたる)さん、都丸さんの今につながる道のりを組織広報委員がインタビューでお聞きしました。
会社名:ディーエスピー株式会社
会員名:代表取締役 都丸 中さん
事業内容:総合物流業、情報サービス業
誰が見ていなくても自分が見ている!
愚直に実直に、他人(ひと)を思う気持ちを大切に!
今年度から東京中小企業家同友会練馬支部支部長に就任したディーエスピー株式会社(以下DSP)社長の都丸中さん。DSPは埼玉県志木市で2002年に設立、現在23期を迎えた物流企業で、都丸さんは創業者である。
都丸さんの創業に至るまでの道は舗装された道ではなかった。その道は都丸氏というブルドーザーが切り開いていった道である。このブルドーザーのエネルギーは何だろうか?と探っていった。
都丸さんは高校を中退し、喫茶店の厨房、警備員、バーテンダー、酒屋の配達…とありとあらゆるアルバイトをしながらフリーターを謳歌していたと語る。22歳の時、友人から「そろそろ定職に就いたらどうか」と小規模の梱包運輸会社を紹介された。それが現業の原点だ。しかし2年経たずにバブル崩壊の影響もあり退職を余儀なくされる。就職活動で10社程の会社に履歴書を送ったがすべて書類選考で断られた。「そりゃそうですよね。親の敷いたレールを走りたくないと反発して高校を中退しちゃったんだから」と苦笑。
悔しさをバネに、トラック運送をしていた経験から50社に飛び込み営業をした。名刺も持たず、あるのは若さとやる気のみ。何度も行くうちにある会社の取締役から「変な奴に会ってみたい」と。会うと「君面白いね。こんな仕事があるけどやるか」と言われ、慌てて商用車を買った。『勢い』が人の心を動かした。「白ナンバーの潜りですよ。今なら許されませんね。時代が時代でした。人を可愛がる風土がありました」と都丸さんは語る。個人事業の運送業がスタートしたのだ。
配送の途中で営業をかけた大きな配送センターから大きな仕事が取れたりと、仕事がどんどん増えて調子に乗った。倉庫を借り人も雇って仕事は順調かと思ったが、6年後30歳の時に資金繰りはギリギリまで追い込まれた。原因は大きな会社から仕事を取った事で、閑散期は大赤字になり、サラ金、闇金から借り入れてしまったのだ。最終手段で父親に泣きついたが、父親からは断腸の思いであっただろうが「親子でもお金については他人だ。自分で何とかしろ」と言われた。「悔しかったですよ。でもお金の厳しさを教えてくれて今は感謝しています」と。悔しさをバネに昼は宅配業、夜はコンビニ配送でと、睡眠時間2時間の生活を2年間続けた。その中で知人から夜の冷凍食品配送の仕事を紹介され、この仕事の単価は高かったおかげで借金を完済できた。そしてある程度蓄えた資金を元に32歳の時に晴れて法人化した。苦しかった当時のご縁は今でも恩返しをしながら大切に守っている。都丸さんの信条は「誰も見ていなくても自分が見ている」。約束は絶対守り心を込めて仕事すると、愚直に誠実に仕事をこなしていった結果である。父親のDNAだと言った。「父は筋の通らない事を嫌い、他人に迷惑を掛けてはいけないと地域を思う仕事をしていた人でした」と、この愚直な誠実さが、現在のDSPの行動指針に生きている。その行動指針には「誠実・創意・挑戦・こだわり・実践主義」とある。
2002年に法人化し、運送業に加え、流通加工業、情報サービス業と事業の拡大を図っていった。目の前の売上に必死だった。ダイレクトメールの仕事でパートも雇い場内仕事も始まった。しかし、2005年の郵政民政化法案の影響、下請法も無いその時代、理不尽な遡っての値下げ要求も呑まねばならず、悔しい思いをした。運送にはやんちゃな子もいて警察に呼ばれる事もあった。営業も現場も独りで必死に頑張った。しかし、いつしか初心を見失っていた。
「丁寧な配送、荷扱いも運転も接客も丁寧で、運送業界のイメージを変えよう」という思いで、ディー・エス・プロポートという社名の有限会社から始まった会社である。その後ディーエスピー株式会社となった。DSPは、Direct Service & Professional Support Companyから来ている。
「俺が俺が」が出てしまった。「俺の為」「規模だ」「昔のあいつを、あの会社を見返してやる」とどんどん突き進んでいくが、誰も付いて来ない。そう気がついた。2013年頃から、売上はどんどん上がるが利益が出ない。社員は疲弊していった。この時に中小企業家同友会に出合った。そこで少しずつ価値観が変わった。
2017年「僕がいけなかった。本当はこんな会社にしたい」と改革を始めた。「なんかそれっていいですね。やりましょうよ」と最初はたった3人の社員が理解を示してくれた。都丸さんは、社員の顔が見える会社にしたい、会社があるのは皆のおかげ、皆で決める事を増やそうとやっていき、少しずつ会社が変わり始めた。結果として売上が2倍、利益額が10倍になった。
会社が大きく変わるきっかけとなったのが東京中小企業家同友会に入会し、経営指針成文化セミナーを受講したことである。その中で原因は自分にある事に気づき、初心を取り戻した。社員共育研修にも社員と共に参加を続け、個々の持ち味を生かしながら経営計画や部門目標を社員が設定する等、共に輝き合うことを目指した地道な改革を続けている。「本当に少しずつ、少しずつです。厳しくも長い道のりでした。その分これからが楽しみ」と軽やかな笑顔で語った。
社員の方々の輝く笑顔溢れたホームページにリニューアルしたのは2021年だそうだ。素敵な笑顔に出会うホームページを是非訪問していただきたい。
東京同友会練馬支部長としての思いはこちらから動画でご覧ください。
(文責:練馬支部 組織広報委員会 内田 勲 桜井 道子)
インタビュー動画No.2(ねりま若者サポートステーション 所長 大内 佳和さん)
2回目のインタビュー動画は「ねりま若者サポートステーション」の所長、大内さんです。
東京中小企業家同友会では企業だけでなく、公的機関も一緒に参加・活動しています。
「ねりま若者サポートステーション」は、企業の人材獲得や育成をお手伝いされている就労支援機関で、ここからから会員企業に仕事が決まった方もでています。
大内さんが同友会に入ったきっかけや、地域とつながる想いを語ってくれました。
インタビュー動画No.1(有限会社エイセイ 代表取締役 武川 弘彰さん)
練馬支部会員をご紹介するインタビュー動画始めます!
会員の方々の人柄やお仕事、同友会での学び・活用方法、地域への想いなどをご紹介してまいります。
1回目は支部長も務められた有限会社エイセイの武川さんです。
温かさを感じさせるおおらかな笑顔、一方で決める時はビシッと重みのある言葉がでてくる一面もお持ちです。
練馬生まれ、練馬育ちの武川さんが地元への想いを語ってくれました。